メディケア生命の死亡保険には大きく2種類「メディフィット定期」と「メディフィット収入保障」があります。
生命保険が2種類あると言われても迷うと思いますので、メリットデメリットも含めて違いを説明しますね。
生命保険「メディフィット定期」「メディフィット収入保障」とは?
メディケア生命の「メディフィット定期」「メディフィット収入保障」は、万が一の死亡の際に大きな金額を保障してくれる生命保険(死亡保険)です。
死亡定期保険と収入保障保険の違いを、まずは簡単にご説明します。
死亡定期保険と収入保障保険の違いとは?
死亡定期保険とは
一定期間、万が一の死亡の際に大きな金額を受け取ることができる保険です。
保障期間中の支払い保険料は変わらず、保障される保険金額も変わることはありません。
また、いわゆる掛け捨てですので途中で解約した場合や、保険期間が終わっても満期金(返戻金)などは貰えません。
その分保険料は非常に安価に抑えられているというメリットがあります。
死亡定期保険の契約期間・更新
「歳満了」ではなく「年満了」という契約方法をとることも可能です。
30歳で加入し、10年満了で設定すると10年ごとに保険を更新することができ、保険期間を10年ごとに延長していけるというものです。
その際は「新たに40歳で定期保険に加入する」のとほとんど同じなので、保険料は40歳で加入した場合と同じように計算されます。
ただし、告知や診査(保険に加入する前の健康状態の確認)は不要で、特に何も申し出ない限り自動的に更新となります。更新時に保障額を変更することが可能です。
収入保障保険とは?
一定期間、万が一の死亡の際に大きな金額を受け取ることができる保険です。
保障期間中保険料は変わりませんが、受け取れる金額は歳を重ねるごとに減っていきます。また、保険期間の更新はありません。
こちらも定期保険と同じくいわゆる掛け捨て、保険期間が終わって何事もない場合は積立金などのお支払いはありません。やはり定期保険同様に、保険料は大変安く抑えられています。
ここまでの説明だと、定期保険の方が何歳でも同じ金額を受け取れて良さそうに見えてしまいます。しかし収入保障保険にはその名の通り、「収入を保障する」役目がありますので、保険金の受け取り方が違うのです。
収入保障保険の保険金の受け取り方
万が一の時の、保険金の受け取り方は下記3種類から選べます。
- 一括受け取り
- 一部受け取り
- 毎月の分割受取
一括受け取りは定期保険と同じ、まとまったお金を一括で受け取る方法です。
一部受け取りは、一括受け取り+毎月の分割受取を併せた受け取り方。後述する毎月受け取りの項目で詳細をご説明します。
最大の特長である毎月受け取りは、万が一の時残された家族に収入の代わりとして毎月5万円、10万円などの金額を受け取ることができるようにするものです。
上記の図で言うと、45歳の時に万が一のことがあった場合、受け取ることができる保険金は1,800万円となっていますね。これを月々10万円ずつ、被保険者(保険の対象=この場合、亡くなられた方)が60歳の歳まで受け取ることができるという仕組みです。10万円×12ヶ月×15年=1,800万円 となります。
また、先ほど少し触れた一部受け取りを併せて先に900万円を受け取り、残りの900万円を毎月受け取り(5万円/月)とすることも可能です。先にまとまったお金を受け取りお葬式代や引越し費用などに当てる方もいらっしゃいます。
収入保障保険は長期間の生命保険として割安!
また、収入保障保険の特長は保険料にもあらわれます。
定期保険で30歳から60歳まで3,600万円を保障するとなると保険料は6,123円/月(男性の場合)ですが、収入保障保険で少しずつ保障を減らしていく形ですと、保険料は1,470円/月(男性の場合)となります。点線部分を省くことで保険料をぐっと抑えているのですね。
定期保険の更新時に保障額を変更する手続きを省略し自動的に減額されている、と言っても良いでしょう。
メディフィット定期の特徴・メリットデメリット
特徴や保障内容
ここまでにご説明した通り、決まった期間中ずっと同じ保険金額を保障してくれるのが死亡定期保険です。
また、高度障害状態※になった場合も同様の保険金額を受け取ることができます(この場合死亡時の受け取りはありません)。
※高度障害状態とは?…約款(保険の契約者と保険会社とのお約束)に決められた所定の状態を指します。例)両眼の視力を永久に失う、言語またはそしゃくの機能を永久に失う、など。その他の状態については割愛しますが、インターネットで約款を確認することもできますので気になる方は一度確認してみてください。
メリット:お手頃な保険料で大きな保障を持つことができる!
貯金で500万円貯めるのは多くの方にとって大変なことではないでしょうか?
万が一の時、残された家族に今後のためのお金を用意しておきたいと思っても、なかなか貯金では難しいですよね。
筆者としては、同じ500万円を貯金するなら万が一ためにと思って貯金するより、生きている時に使う前提で貯金したいと思ってしまうのですがいかがでしょうか。
月々の保険料をランチ1回分ほどでまかなえて、万が一の備えができる。それこそが定期保険の強みと言えます。
デメリット:お手頃な保険料だが掛け捨て。貯蓄性は無い。
これはメリットと逆になりますが、掛け捨てだからこそ保険料が安いという特長があります。
保険期間が終わるまでに万が一があるかどうかはわかりませんし、もちろん健康なままでいた方が結果的には嬉しいですよね。
また更新型の場合、更新の際のご家庭の状況等を踏まえて保障額を見直した方が良いのですが、見直しが面倒という側面もあります。
メディフィット収入保障の特徴・メリットデメリット
特徴や保障内容
決まった期間中いつ万が一のことがあっても一定期間毎月決まった金額を受け取ることができる生命保険が、収入保障保険です。
定期保険と同じく高度障害状態での保険金受け取りが可能です(死亡時の受け取りはありません)。
また、定期保険とは違い特約(オプションのようなもの)をつけることもできます。
メリット:収入のように保険金を受け取るか、まとめて受け取るか選べる
突然月々の収入が減ってしまうのは苦しいですよね。そんな時でも、残された家族にお給料のように毎月決まった金額を残してあげることができます。
ここまで男性での保険料試算を掲載していますが、共働き世帯が多い現代では女性も多く加入しています。
夫・妻どちらの収入が途絶えても家計が苦しくなるのは同じではないでしょうか。
前述した通り先に一部のまとまったお金を受け取って、残りを月々受け取ることもできるのでお葬式代などに当てる場合も安心です。
メリットその2:特約(オプション)による保障を追加できる
特約といって、保障を追加できます。
「3代疾病保険料払込免除特約」は有料、「リビング・ニーズ特約」は無料で付加できる特約となっています。
3代疾病保険料払込免除特約
これは、被保険者がガン、急性心筋梗塞、脳卒中にかかり所定の状態になった場合、以後の保険料は免除されるというものです。
例えばがんであれば、がんと診断確定されることが条件です。大きな病気で働けない、働く時間に制限ができる、業務内容が変わる…などによって収入が減った場合に保険料の負担は大きいものです。そういった場合に負担をカバーする特約となっています。
リビング・ニーズ特約
これは、被保険者が余命6ヶ月以下と診断された場合、保険金の一部または全部を受け取ることができる特約です。
被保険者が生きているうちに被保険者に保険金を使ってあげたいという思いから生まれた特約で、治療費等に当てるなどができます。
メリット3:健康割引がある!リスク細分化型の保険料
保険料の計算の際、非喫煙者優良体料率・非喫煙者標準体料率・ 喫煙者料率に分かれており、左から順に保険料が上がっていきます。
「優良体」の条件は以下の通りです。
- 体格(BMI):BMI(ボディ・マス・インデックス)の値が18以上27未満であること *BMI=体重(kg)÷{身長(m)}2
- 血圧値:最高血圧値が140mmHg未満かつ 最低血圧値が90mmHg未満 であること
さらに煙草を吸わなければ「非喫煙者優良体」となり、最も安い保険料で加入することができます。
体格(BMI)は例えば身長165cmの方の場合体重約49kg〜73kgまでが優良体という幅広さなので、そう難しくはなさそうです。
血圧については薬で血圧をコントロールしている場合でも条件を満たしていれば優良体となります(薬剤名によっては難しい場合もありますので必ず保険ショップなどで相談してみてください。告知書にも薬剤名の記入欄があります)
デメリット:更新ができないので決まった期間で保障が終わる
定期保険とは違い、更新型での加入はできません。
定年退職やお子様の独立に合わせて保険期間の終わりを決めることが多いですが、それが必ずしも現在の予測と同じとは限りません。
もし想定外に、お子様が大学から大学院への進学を希望した場合など、保障期間を伸ばそうということはできないのです。
保障期間を自由に延長できないことが一番の弱みとなります。
【我が家に合うのはどれ?】家族構成ごとに解説します
メディフィット定期が合うご家庭
働き盛り世代に特におすすめ
働き盛りの収入の多い期間は支出も多い世代ですから、大きな金額で定期保険を一本持っておくことをお勧めします。
お子様が小学校〜大学等に入学するタイミングに被せて定期保険で手厚くカバーをしておけば、万が一の時もお金に困らせてしまうことはありません。
その後も必要であれば更新をして保障を続けることも可能です。
メディフィット収入保障が合うご家庭
ライフイベントの節目におすすめ
結婚した、子どもが生まれた、住宅を購入したという節目は、おおよその今後の一定の出費が見えてきやすい時だと思います。
今後固定費が「いつまで・いくら」必要になるかを明確にし、万が一の際に必要部分を埋める金額を月々受け取ることができる保険金として設定すると良いでしょう。
定期保険のように更新はできないので、お子様の大学卒業まで等、「いつまで」をしっかり見定めると良いです。
【まとめ】「メディフィット定期・収入保障」は保険料も非常に安くてオススメ
メディフィット定期・メディフィット収入保障ともに、保険料は他社と比べてもとても割安です。
ただし、どちらが良いかは各家庭のライフプランによります。
自分で判断するのは難しいよ!という人は、ライフプランの整理も兼ねて、一度保険ショップで相談して見ることをオススメします。
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