タダで医療保険に入れるの?
全額戻ってくるの良いね!
私が説明するとしたら、「元本割れのリスクがある定期預金」みたいな保険だよと言います。
ちなみに『メディフィットリターン』とほぼ同じ内容の、東京海上日動あんしん生命『メディカルkitR』という保険もありますが、そちらも意味がないのでは?と騒がれた保険です。
「メディカルkitRのデメリット」などネット上で検索すると、様々な意見が出てきますので興味のある方は調べてみてもいいでしょう。
【重要】医療保険として使うと、積み立てたお金が減る
メディフィットリターンって医療保険だし、払ったお金も戻るしお得!
もしこう思っていたら…半分の金額しか返ってこなかった!という事態も起こります。
「あなたの積み立て」を切り崩す医療保険
例えば5日入院した場合。医療保険として、日額5000円×5日=25,000円がもらえます。
これだけ聞けば、医療保険だから良いじゃん!って思いがちですが…
メディフィットリターンの場合、それと同時にあなたの積み立て金から25,000円が引かれるんです。
途中解約は元本割れペナルティ
途中で止めると元本割れします。半分ほどしか戻ってこないこともあります。
元本を保つためには、予定年齢(60歳 or 65歳)まで払い続けないといけません。
【考察】何を目的とした保険?メリットは…?
私の解釈を整理すると、以下の通りです。
・お金が増えない定期預金
・引き出せるのは入院したときのみ
・途中解約は元本割れ
どうもメリットが浮かばなかったので、以下それぞれのケースも考えてみました。
【ケース1】お金を増やしたいなら…
メディカルkitRとの差別化として、このメディフィットリターンには、積立金額が105%ほどに増えて戻ってくるプランもあるようです。
しかし増やすことが目的なら、私は120%に増える貯蓄性保険のほうを選びます。
⇒【戻り率120%以上も可】貯蓄保険オリックス生命RISE(ライズ)
【ケース2】一生涯、医療保険に入りたいなら…
メディフィットリターンでは60歳や65歳で一旦保険が無くなり、その後、掛け捨ての医療保険に入りなおすことになります。
一生医療保険に加入するなら、若いうちから掛け捨てに入っておいたほうが、一生を通じた支払い総額では安く済みます。
【ケース3】手元にお金があると使ってしまう人…
浪費してしまう人が貯金するなら、加入してもいいのかな?と一瞬思いました。
しかしメディフィットリターンは途中で支払えず解約すると元本割れするので、そもそもお金にルーズな人には向きません。
途中で払えなくなる可能性があるなら、絶対に元本割れしない明治安田生命「じぶんの積立」をオススメします。
⇒【元本割れ無し!】貯金が苦手な人のための積立保険「じぶんの積立」
まとめ:メリットがよく分からない保険でした
個人的に分析した感想としては、メディフィットリターンを選ぶメリットは見当たりませんでした。
もし「こんなメリットあるよ!」といったご意見ありましたら、記事にも反映させていただきますのでコメントいただければ幸いです。
最新の情報は、ホームページ・パンフレットなどの公式情報も合わせてご確認ください
どこで保険相談・見積りをするべきか?
自分に合った保険に、できる限り安く加入するには、20社以上の保険会社を比較することが大切です。
そのサポートをしてくれる「保険ショップ」と、自宅やカフェにまで来てくれる「FP無料相談」をご紹介します。
「押し売りしない保険ショップ」を探せるサイト
保険初心者の人は、保険でだまされないか心配…という気持ちもあることと思います。
押し売りをしない親身なお店を探す方法としては、2017年に誕生した全国の優良保険ショップ検索予約サイト「LIFULL」が便利です。
ここに掲載のある保険ショップは、セカンドオピニオンや、相談のみのお客様も歓迎しています。
近所の優良店を探せるので、保険に苦手意識があった人も1度体験してみてくださいね
自宅やカフェで「安くて最適な保険」の無料相談ができる
子どもが小さくて外出が難しい人や、お金のプロから意見を聞きたいという人に利用されている「ファイナンシャルプランナー無料訪問サービス」
その中でも「保険見直しラボ」は、安さと安心の両方を求める人こそ利用してほしいサービスです。
・30社もの保険会社を比較してくれる。
・押し売りによるお客様クレームゼロ。相談のみでもOK。
・加入中の保険をより安く、安心の持てる内容に見直すことが得意。
保険の基本的な考え方から、丁寧に教えてくれますよ。
生命保険料控除分利息がつくと考えたら定期預金よりは流動性がないかもしれませんが、所得のある人にとってはいいかもしれません
>あ様
コメントいただきありがとうございます。たしかに、所得が4000万円を超えるような人は税率も高いので、保険料控除のメリットで年間1万円ほどはお得になりますね。
ただそこまで年収のある方々は、病気の場合なども即金で支払いができるので、基本的には医療保険なんて入らないそうです。
私が富裕層の方々とお仕事で話していたときも、「保険にお金を払うなら投資に回すよ」とおっしゃっていました^^;
有用なブログをありがとうございます。
入院用のお金を引き落としで貯金しつつ、先進医療特約を受けられると考えればメリットがあるといえるのではないしょうか。
>たまこ様
コメントいただきありがとうございます。
まず、先進医療を求めて医療保険に加入することについては、私も大賛成です。
先進医療という大きな金額がかかることこそ、リスクとして認識すべきという考え方でおります。
本題ですが、先進医療に加入するのであれば若いうちだけでなく、老後で病気リスクが増える時期に必要となることも考慮し、終身医療保険で加入することはいかがでしょうか。
ご年齢にもよりますが、たとえば以下のような保険だと、保険料の総額では安く済むのではと推察しております。
・ネオファースト生命「ネオdeいりょう」(日額3000円の入院保障と、先進医療特約のみであれば、かなり格安な保険になります。)
ちなみに月500円のみで、先進医療を目的とした保険もあります。ただ、こちらは69歳までとのこと。
・損保ジャパンひまわり生命「リンククロス」
メディフィットリターンでは、60歳以降は結局のところ掛け捨て医療保険に加入することになりますよね。
ご年齢も存じ上げませんので、大まかな概算ですが、
・もし30歳で掛け捨て医療保険に加入すると毎月1500円ほどと仮定します。
・60歳でメディフィットリターンの掛け捨て保険を継続するとなると、毎月4000円前後かと思います。
この場合、80歳前後まで生存すると、メディフィットリターンのほうが高くつくという計算になってきます。
以上、保険料が大まかな数値で失礼します。
私のほうで保険の詳細を説明申し上げることは、販売資格など無いためにできませんので、保険ショップなどで実際のシミュレーションを出していただければと思います。
もし比較される際は、平均寿命もまだまだ伸びているため、個人的には90歳ぐらいまでのシミュレーションをしておくといいかなと思っております。
ご参考になれば幸いです^^
ほけんの窓口にてこの保険を勧められ検討中の者です。
健康にある程度自信がある方にしかお勧めはできませんが、という前提でお話を伺いました。
がんや3大疾病、高度障害など万が一に色々備えてそれなりの金額を払っていてもずっと健康ならばそれまで支払った掛金は…?と思ってしまうならその分戻ってくる方が良いなぁと。
自分的にも元気でいようという気持ちが湧くし、万が一入院しても自分で使った分返戻金が減ることには納得もいきますし。
あ、しかしこの保険に入る場合は併せて別会社のがん保険に入る予定です。