賃貸マンション・マンションを借りると、不動産屋に「この火災保険に入ってくださいね」と言われます。2年で2万円などと言われ、けっこう高いな…と感じますよね。
日本中ほとんどの人が毎年4000円で大丈夫なのに、不動産会社に言われるがまま1万円や2万円といったお金を払っています。
私はこれまで7回引っ越しをしましたが、ずーっと毎年4000円しか払っていません。結論を先に言うと、日新火災 という保険会社に自分で加入すればOKです。
賃貸マンション・アパートでは基本的に火災保険は不要
賃貸マンション・アパートの場合、持ち主のオーナー(大家さん)がその物件まるごと火災保険に加入しています。
大家さんが所有する賃貸物件に住みますので、私たちは火災保険に加入しなくてOKです。
あなたが火事を起こしてアパートやマンションが損害を受けても、大家さんの火災保険から補償されるんです。
じゃあ皆さんが加入させられる保険って、いったい何のこと…?
私たちが加入するのは「家財保険(賃貸住宅居住者総合保険)」
不動産屋で、加入が必須と言われる保険。
それは火災保険ではなく、正しくは「家財保険(賃貸住宅居住者総合保険)」というものです。
家財保険(賃貸住宅居住者総合保険)とは?
大家さんへの賠償責任(借家人賠償責任)の補償
大家さんに対する法律上の損害賠償責任を補償します。
火災、破裂・爆発、水ぬれの事故によって借用中の建物に損害を与え、貸主に対して法律上の損害賠償責任を負った場合の損害賠償金等に対して保険金が支払われます。
つまり、大家さんになんらか弁償しなければならない場合に備えることができます。
賃貸物件の修理・補修費用の補償
借りているお部屋のドアや窓ガラスなどを修理した際の修理費用を補償します。
借用中の建物に損害が生じ、賃貸借契約に基づき、自己の費用で修理を行った場合に保険金が支払われます。
個人賠償責任保険(損害賠償)の補償
他人のものを壊したり、他人にケガをさせてしまったときの損害賠償責任を補償します。
日常生活において発生した偶然な事故により他人にケガをさせたり、他人の財物を壊したりしたために、法律上の損害賠償責任を負った場合の損害賠償金等に対して保険金が支払われます。
示談代行サービスが付いている場合も多いです。
家財の損害を補償
所有している家具や家電、衣服などの家財の損害が補償されます。
家具や家電、衣服などの家財が損害を受けた場合に保険金が支払われます。
被害事故法律相談費用等
被害を受けた場合に負担した弁護士費用や法律相談費用を補償します。
不測かつ突発的な事故により、ケガをしたり家財が損害を受けたりした場合で、弁護士費用または法律相談費用を負担したときに保険金が支払われます。
家財保険が年2万円!?勧められるままに加入すると高額
不動産屋の言われるがまま保険に入ると、2年で2万円前後が相場となります。
以下に、高い保険と安い保険の例をご紹介しますね。
私は過去7回引っ越ししていますが、この3つを勧められたことがあります。
例①:三井住友海上火災保険「リビングFIT」(賃貸住宅居住者総合保険)
評判は良くも悪くもない「リビングfit」ですが、2年間の保険料:2万円〜と高めです。
例②:損保ジャパン日本興亜「THE 家財の保険」(賃貸住宅入居者専用火災保険)
2年間の保険料:非公開
私が過去に不動産屋から、損保ジャパンの家財保険をおすすめされた時は、2年で2万円でした。
例③:新リバップガードも高いことで評判?
少額短期保険の新リバップガードも18,000円と、なかなか高めです。
年間4,000円の家財保険「日新火災:お部屋を借りるときの保険」(賃貸住宅入居者向け家財保険)
1年間の保険料:4000円〜
4000円以上のプランももちろんあります。
しかし、一人暮らしでも、DINKSでも、子どもが産まれても、年間4000円のプランで充分だと考えています。
(日新火災公式HPより引用)
保険料を上げると家財(家具や洋服など)の保険金額が上がる
もしあなたの家にある家具や洋服などが全て使えなくなった際に、何万円まで限度額として貰えるかによって、金額が変わります。
ケース1:あなたの家庭にある家具や洋服の評価が80万円だった場合
4000円のプランだと、家財保険として80万円が支給されます
ケース2:あなたの家具や洋服の評価額が300万円だった場合
4000円のプランだと、家財保険として最大100万円が支給されます
年間6000円のプランに加入していれば、最大300万円まで貰うことができます。
我が家はそこまで高い家具や洋服も無いし、もし全てが焼失した際にも100万円貰えれば充分です。
この考え方は人それぞれかと思いますので、無料の保険相談ショップなどでも意見を聞いてみるといいでしょう。
不動産屋から提案される家財保険を断る方法
これまで不動産屋には、「自分で加入するので問題ないですよね?」と言って、加入した証拠のメールを見せるだけで問題ありませんでした。
ネットで申し込むのが苦手という人は、近所の保険ショップに無料相談すれば、すぐにでも安い保険を出してもらえますよ。
【まとめ】家財保険は必須だが、自分で加入すれば半額以下になる
賃貸アパートやマンションを傷つけてしまったり、何らかのトラブルがあっても補償してくれるのが「家財保険(賃貸住居居住者用保険)」なので、加入は必須です。
ただし、不動産屋が言う保険に入る必要はありません。
賢く保険相談して、安いものに加入することをオススメします。
家財保険の無料保険相談はどこですべきか?
賃貸の火災保険(家財保険)は、不動産屋の言いなりになると2万円など高額な保険に加入することになります。
以下に掲載されている保険ショップであれば、格安な「日新火災」の無料相談も受けつけていますので、一度訪問してみるとよいでしょう。